論文:
障害をもつ身体が性暴力被害にあったとき ―マイナー・マイノリティの「つたわらない」困難―
すぎむら なおみ
だれのための「ビジネス日本語」か
―言語教育教材としての「ビジネス日本語マナー教材」にみられる同化主義―
なかの まき
サムスン電子「地域専門家制度」に見る企業の多言語主義戦略
上村 圭介/李 中淳
金融機関の窓口における代読・代筆について ―公共性とユニバーサルサービスの視点から―
あべ やすし
聾学校におけるろう児と教師の関係性と低学力
中島 武史
五輪招致スピーチから再考する言語観教育の必要性―〈コミュニケーション能力の育成〉のために―
仲 潔
戦後20年の英語教育とナショナリズム ―「大衆の善導」と「民族の独立」―
寺沢 拓敬
論文評/書評/書評への応答:
パターナリズムとしての聴覚障害補償
大沼 直紀著「「人工内耳によって『ろう文化』はなくなるか? ろう者の言語権・文化権と『音を聞く権利』を両立させる」
中邑 賢龍・福島 智編『バリアフリー・コンフリクト 争われる身体と共生のゆくえ』
(東京大学出版会、2012年)所収
棚田 茂
日本手話は「自然言語」か
佐々木 倫子編 『ろう者からみた「多文化共生」― もうひとつの言語的マイノリティ』
(ココ出版、2012年)
かどや ひでのり
「英語のメガホンをとれ!」 ―世界の英語化による公正のすすめ
Philippe van Parijs『Linguistic Justice for Europe & for the World』(Oxford University Press, 2011)
木村 護郎クリストフ
進歩史観的敬語史批判の論理構造と射程
福島 直恭著『幻想の敬語論―進歩史観的敬語史に関する批判的研究』(笠間書院、2013年)
ましこ・ひでのり
書評に対する応答
福島 直恭
角 知行 著『識字神話をよみとく―「識字率99%」の国・日本というイデオロギー 』
(明石書店、2012年)
福永 由佳
茅島 篤 編著『日本語表記の新地平―漢字の未来・ローマ字の可能性』(くろしお出版、2012年)
角 知行
陳 培豊 著『日本統治と植民地漢文―台湾における漢文の境界と想像』(三元社、2012年)
冨田 哲
著者からのコメント
陳 培豐