論文:
〈コミュニケーション能力の育成〉の前提を問う―強いられる〈積極性/自発性〉 ―
仲 潔
「識字」という社会制度―識字問題の障害学(2)―
あべ・やすし
原発と英語―日本における普及過程、問題構造および対策の共通性―
木村 護郎クリストフ
言語政策的観点から見たEPA看護師・介護福祉士候補者受け入れの問題点
―国家試験に関する有識者検討会をめぐって―
布尾 勝一郎
漢語略語の意味・用法について
中川 秀太
エッセイ:
多重言語者になり損ねる人たち
小島 剛一
書評/書評への応答:
松本 仁志著『「書くこと」の学びを支える国語科書写の展開』(三省堂、2009年)
なかの まき
なかのまき氏への応答
松本 仁志
砂野 幸稔 編『多言語主義再考 多言語状況の比較研究』(三元社、2012年)
糟谷 啓介
糟谷啓介氏の書評への応答
砂野 幸稔+李守、フフバートル、寺尾 智史、品川 大輔、木村 護郎クリストフ
「日本語学という学知=まなざし」へのまなざし
安田 敏朗 著『日本語学のまなざし』(三元社、2012年)
ましこ・ひでのり
応答
安田 敏朗
現実重視で示唆に富む、しかし過保護な言語権理論
Lionel Wee, Language without Rights(Oxford University Press, 2011)
歌田 英
日本語教育関係者の意識改革―近代国民国家の主権者となるために―
牲川 波都季 著『戦後日本語教育学とナショナリズム―「思考様式言説」に見る包摂と差異化の論理』(くろしお出版、2012年)
山田 泉
山田泉氏による書評を読んで
牲川 波都季
包聯群 著
『言語接触と言語変異 中国黒龍江省ドルブットモンゴル族コミュニティー言語を事例として』
(現代図書、2011年)
板橋 義三
田中 望・春原 憲一郎・山田 泉 編著『生きる力をつちかう言葉 ―言語的マイノリティーが〈声を持つ〉ために』(大修館書店、2012年)
あだち ゆーこ
英語公用語化論はなぜ繰り返されるのか
三木谷 浩史 著『たかが英語!』(講談社、2012年)
柿原 武史
安田 敏朗 著『かれらの日本語 −台湾「残留」日本語論』(人文書院、2011年)
前田 均
映画評:
国民国家形成における吃音と「スピーチ」
トム・フーパー(監督)デビッド・サイドラー(脚本)
『英国王のスピーチ』(イギリス/オーストラリア、2010年)
渡辺 克典
紹介:
韓国の高等教育における聴覚障害学生支援―法的位置づけとナザレン大学の支援体制を中心に―
クァク・ジョンナン
国立国語研究所「日本語研究・日本語教育文献データベース」
なかの まき