『社会言語学』XXV
2025年
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論文:
『読書と豊かな人間性』的価値観の問題
— 図書館と自文化中心主義をめぐって—
あべ・やすし
コリョ人の言語生活の変化とその通時的考察
イ・ミンヒョン
日本の警察における捜査通訳の構造的課題
道上 史絵
知的障害者に選挙で何を伝えるべきか
— 新聞の争点・焦点報道を参考に考える—
堀川 諭
推進と抵抗の間における「節英」論の可能性
— フランスとドイツにおける議論から—
木村護郎 クリストフ/シモン・テュシェ
「支援」が隠蔽するもの
— 日本の多文化共生政策をめぐる批判的談話研究—
陳 凱歓
プレコンセプションケアにおける「促し」
— 広報物のモダリティを中心とした考察 —
羽山 慎亮/門下 祐子
駅の表示における二次元コードと多言語対応
野田 実紀
資料紹介:
迷走するスペイン語のジェンダー
— スペインの法令を例に —
糸魚川 美樹
映画評:
母語教育から考える多文化共生の未来
「はざま — 母語のための場所をさがして」(朴基浩 監督、2024年)
朴 怡霖/王 一瓊
書評:
やさしいことばと伝統イデオロギー
遠藤 織枝 著
『やさしい日本語の時代に、やさしい介護のことばを』
(ひつじ書房、2024年)
ポポヴァ・エカテリーナ
実態調査の成果を社会統合政策へ活かすために
道上 史絵 著
『技能実習生と日本語のリアル
—これからの外国人労働者受け入れ制度と日本語教育のために—』
(大阪大学出版会、2024年)
牲川 波都季
「手話やろう児教育」問題についてことばの教育に携わる人々に考えてほしいこと
金澤 貴之・二神 麗子 著
『手話の法制化と聾者の言語権 —そのポリティクスと課題解決への視座—』
(生活書院、2024年)
杉本 篤史
コミュニケーションの「疎外」と「阻害」を見つめる
合﨑 京子 著
『自閉スペクトラム症者のまなざし — 言語人類学からみた当事者の社会的コミュニケーション』
(風響社、2025年)
打浪 文子
つながり、コミュニケーションをしいる社会
雁屋 優 著
『マイノリティの「つながらない権利」 —ひとりでも生存できる社会のために』
(明石書店、2025年)
冨田 哲
既刊号目次/本誌第26号(2026 年)への投稿について
(頒価3000円/本体)